「水泳選手コースに入ってみない?」
スイミングスクールで声をかけられることがあります。
しかし、突然選手コースと言われても、どんな感じになるのかイメージが湧きませんよね。
私はこんなことが気になりました
- 選手コースに上がる必要ある?
- どんな良いことがあるの?
- 毎日練習なんて大変じゃない?
本記事ではこれから選手コースに入ろうか迷っている保護者の皆さんに向け、選手コースに入ることのメリット・デメリットを紹介します。
選手コースを5年以上経験している私がお伝えします
・メリット・デメリットを理解し、選手コースに進べきか決められる
・入る前に選手コースのイメージが湧く
・選手コースのことを子供に説明できるようになる
ぜひ最後まで読んで選手コースへ進む際の参考にしてくださいね。
水泳選手コースに入るメリット・デメリットは?
選手コースでは、スクールレッスンとは違う練習ができます。
選手コースと一般のスクールレッスンの違い
選手コース | スクールレッスン | |
---|---|---|
目的 | 大会に出場して好成績を残すこと | 泳ぎ方をマスターすること |
やること | 大会に向け強化練習 | 進級テストに向け基本練習 |
練習メニュー | ・フォーム改善 ・筋力強化メニュー ・持久力強化メニュー | ・バタ足 ・手のかき ・息継ぎ ・25m完泳 |
練習頻度 | 週5〜6日 | 週1〜2日 |
得られるもの | ・大会で勝つ喜び・成功体験 ・ベストタイムを更新する達成感 ・切磋琢磨できる仲間 ・大一番で緊張しない度胸 ・勝負強さ ・礼儀正しさ | ・水泳の楽しさ ・基本的な4泳法 ・風邪をひきにくい健康な体 |
実際に選手コースで日々練習をする中で感じるメリットとデメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
泳ぎが早くなり自信をつけることが出来る 目標に向かって努力する経験ができる 切磋琢磨できる仲間ができる 大会を通じて度胸が身に付く 自立心が身に付く 体格が良くなりカッコいい 子育てに熱心な保護者同士でつながることができる | 練習時間が長くなる 体力的な負担が大きい 費用がかかる |
詳しく紹介していきます。
選手コースに入る7つのメリット
まずはメリットから紹介します。
7つのメリット
- 泳ぎが早くなり自信をつけることが出来る
- 目標に向かって努力する経験ができる
- 切磋琢磨できる仲間ができる
- 大会を通じて度胸が身に付く
- 自立心が身に付く
- 体格が良くなりカッコいい
- 子育てに熱心な保護者同士でつながることができる
順番に見ていきましょう。
1 泳ぎが早くなり自信がつく
選手コースの練習で、水泳なら誰にも負けないという自信をつけることができました。
選手コースでは、通常のスクールレッスンと異なり、泳ぎを早くするための練習を行います。
選手コースのコーチからも専門的な指導を受けることができます。
競泳初心者の私からすると、よくそんなスピードで泳げるなと思うくらい速いテンポで泳ぎます。
筋力がついて水がつかめるようになると推進力が増え一気に進むようになります。
選手コースで練習した結果
- 試合に勝てるようになると水泳が更に楽しくなる
- 市民プールや学校で周りの注目を集めることができる
- 泳ぎがカッコいいと声をかけられ自信がつく
色々な人に褒められるので自信になる
選手コースを通じて自己肯定感を高めることができ、勉強や他の習い事も前向きに取り組めるようになりました。
2 目標に向かって努力する経験ができる
目標達成に向けて努力し、結果を出すことで、自信や達成感を味わうことができます。
大会出場や記録更新など、明確な目標を設定し、それに向かって努力することが貴重な経験です。
メダルをもらったり、目標記録を切れて嬉しい。
目標達成できない時は、上手くいかなかった理由や改善方法を考えるので成長のチャンスになります。
親子で一緒に乗り越えることで、親子の関係が強くなります。
小学校低学年のうちから目標を設定して日々努力できるということが貴重な機会ですね
3 切磋琢磨できる仲間ができる
選手コースでは、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することができます。
選手コースの選手は前向きに練習に取り組む仲間が多いです。
こんな友達ができました
- 選手コースに在籍する小学生〜高校生と仲良くなった
- 大会で同年代の選手と知り合いになった
- 都道府県強化選手に指定され、合宿でトップ選手と仲良くなった
大会ではレース前の召集場所で、同世代の大会に参加しているお子さんから話しかけられるようです。
普段は人見知りなのに、気づいたら友達になっていて驚きました
普通に話しかけられるので、仲良くなれる
選手コースに入ったおかげで学校外の友達がたくさんできます。
これから社会に出る上で貴重な財産となることでしょう。
大会を通じて度胸が身に付く
この上ない緊張感の中で試合をすることで、ちょっとのことでは動じない度胸が身につきます。
大会レースのスタート台の上に立ち集中力を高めスタートする。
小学生のうちからこのような経験を積んでいると大舞台で負けない強さが身につきます。
スタート前の緊張感に比べたら他のことは緊張しなくなった
大会出場のおかげで成長しました
- 学校の発表会などで緊張しなくなる
- 緊張感に慣れてくると楽しくなる
- 過度な緊張がないので、実力を発揮できるようになる
スタート合図の「Take your mark」で会場全体が静かになり空気がピンと張り詰める経験は他では味わうことができません。
試験や発表会などで全く緊張せず、堂々と向かっていくので親としては頼もしい限りです
自立心が身に付く
選手コースの仲間は礼儀正しい子がほとんどで、その中で生活しているため当たり前のようにやるべきことはきちんとやるようになります。
選手コースでは基本的に自分で考えて動くことが多いため、自立した子が多いです。
コーチが不在の時には配布されたメニューに従って自主的に練習していきます。
・大会の前夜から当日にかけて時間管理ができる
・コーチ不在の時には自主的にメニュー練習をしている
・大会の振り返りを自分で行なっている
選手コースの選手として自信がついた
体格が良くなりカッコいい
服を着ていても体格の良さがわかるので、わが子ながらカッコいいと見入ってしまいます。
選手コースで日々練習を積んでいると、上半身を中心に筋肉がついてきます。
胸を張って泳ぐことになるため立ち姿勢も良くなります。
カッコよく服を着ることができるので服選びが楽しい
ただし、背中や腕の筋肉がつきすぎてものによってはサイズが入らない服も出てきてしまう点だけ注意。
肩の落ちている服など、少しゆったりとしたサイズを選ぶなど工夫は必要。
わが子が健康的でカッコよくなるのを見ていると頼もしいです。
子育てに熱心な親とつながることができる
最後は親にとってのメリットです。
選手コースに在籍することで、子育てに熱心な親御さんと繋がることができます。
子供が選手コースにいるおかげで私も多くの親御さんから貴重な話を伺うことができています。
選手の親御さんはこんな人が多い
- 親も元気で前向き
- ちゃんとしている人が多い
- 水泳や教育に詳しい
- コミュニケーションが上手く誰とでも話せる人が多い
私も日々勉強させてもらっています
子供がきっかけで作ることができた関係を大事にしていきたいですね。
選手コースに入ることの3つのデメリット
選手コースに入ることでデメリットもありますので、紹介しておきましょう。
3つのデメリット
- 練習時間が長くなる
- 体力的な負担が大きい
- 費用負担が重い
デメリットも順番に見ていきましょう。
練習時間が長くなる
選手コースでは、通常のスイミングスクールよりも練習時間が長くなり負担感が増えます。
選手コースの練習頻度が高い
選手コース | スクールレッスン | |
---|---|---|
やること | 大会に向け強化練習 | 進級テストに向け基本練習 |
練習メニュー | ・フォーム改善 ・筋力強化メニュー ・持久力強化メニュー | ・バタ足 ・手のかき ・息継ぎ ・25m完泳 |
練習頻度 | 週5〜6日 | 週1〜2日 |
練習時間 | 90〜120分 | 60分程度 |
選手コースは、練習が多いため他の習い事をその間に入れたり、習い事がある日は練習を休む必要があります。
また、練習時刻が遅くなることが多いです。
スクールが終わった後に選手コースが入ることが多いので、家に帰るのは8時半以降になる
家に帰って食事・入浴・宿題をやると寝る時間です。
最初は体力が辛いと思いましたが、選手コースの生活が習慣づいてくると、当たり前のように出来るようになりますよ。
練習に時間が取られる分、学校の宿題などを短時間で集中して行うようになりました。
体力的な負担が大きい
1日の練習が終わった後はへとへとなんてことも。
練習量が多く、体力的な負担が大きくなります。
1週間通しで練習するので、疲労は徐々に蓄積されていきます。
疲労が溜まった時は、計画的に休憩を取る必要があります。
選手コースに入る前は厳しい練習についていけるか心配でしたが、スクールから上がった選手は大事に育てていきたいという配慮があるため、最初は周回サイクルをゆっくりにしてくれたりと、配慮があります。
徐々に体力をつけていくので、ついていくことができました。
そして、今では大人顔負けの体力をつけています。
選手コースに入ったおかげで体力・筋力がついて普段の生活では疲れなくなった。
費用負担が重い
水泳はお金がかからないイメージでしたが、思ったよりお金がかかりました。
スクールクラスに比べると選手コースは費用がかかります
必要な費用
- 月謝
- 水泳用具代
- 大会参加費用
- 遠征費用
- 合宿代
毎日練習するので水着・キャップ・セームタオルが消耗し買い換えることになります。
大会に出場することや好記録を出して表彰されることは、貴重な人生経験です。
真剣に選手コースの練習に取り組むのであれば、かかったお金以上の価値はあると感じています
まとめ
選手コース進んだ場合のイメージは持っていただけたでしょうか。
メリット・デメリットをさらっとおさらい
メリット | デメリット |
---|---|
泳ぎが早くなり自信をつけることが出来る 目標に向かって努力する経験ができる 切磋琢磨できる仲間ができる 大会を通じて度胸が身に付く 自立心が身に付く 体格が良くなりカッコいい 子育てに熱心な保護者同士でつながることができる | 練習時間が長くなる 体力的な負担が大きい 費用がかかる |
選手コースに入ると親子とも負担は大きくなります。
毎日の送り迎え・変則的な生活スタイル。そして毎日が忙しい。
慌ただしい毎日になりますが、その一方、子供が得るものも大きいです。
毎日の練習はきついけど、大会で好記録が出ると達成感がある
選手コースでしか経験できない貴重な経験を子供に積ませることができます。
一生懸命練習に取り組み、大会に向けて頑張っている姿を見ると、つい応援したくなってしまいます。
選手コースに入り大会を目指すことは誰にでも出来ることではありません。
選手コースに入るチャンスを得たのであれば、それは貴重な機会です。
メリット・デメリットを比較し、選手コースに入った後の姿を思い浮かべながら検討してみてくださいね。
上の大会を目指して頑張る仲間が増えれば嬉しいです♪
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