競泳選手コースの小学生選手向け!ステップアップのための競泳大会10選

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子供が選手コースに入ると競泳の大会に出場することになります。

・大会にはいろいろな種類があるけど、どんな大会に出られるの?

・タイムが早くなるとどんな順番で大会に出られるの?

・最終的にどこを目指せばいいの?

そんな疑問を解決するために本記事では、小学生の競泳選手がステップアップするための、様々なレベルの大会を紹介します。

競泳の大会と言っても入門レベルの大会から全国レベルの大会まで多種多様。

意外とやること多いですよね。

我が家も順にステップアップしながら出場できる大会を増やしてきました。

本記事を読むと得られること

・大会の種類とレベルがわかり話についていけるようになる

・次はどの大会を目指すか子供と一緒に考えられるようになる

・選手コースの親として大会の全体像を説明できるようになる

大会参加・今後の見通しを立てる時の参考にしていただければ幸いです。

それではどうぞ。

目次

出場する大会の選び方は?

大会の選び方のポイントです。

ポイントはこの3つ

  • 子どものレベルはどの程度か(初心者・中級・上級)
  • 出ようとしている大会に参加標準記録(出場するために必要な最低タイム)はあるか
  • 開催場所はどこか(近隣会場・県外など遠方)

これらを考えて出場できる大会を選びます。

ちなみに、小学生でまだ大会に出始めたばかりであれば、出場できる大会が少ないです。

出られる大会は全て出場すると良いでしょう。

最初は出られる大会を増やすために頑張る

レベル別競泳大会の紹介

ここからはレベル別大会一覧を紹介します。

レベルごとの大会を知り、次に目指す大会がわかると、納得感を持って大会に出ることができるようになりますよ。

選手コース初心者向け大会

選手コースに所属したら最初に出場する大会です。

これらの大会ではまず大会に出て記録を出す楽しさを知るところから始めると良いでしょう。

参加標準記録の無い大会は誰でも参加できますよ。

初心者向け大会
都道府県水泳連盟主催の大会参加標準記録の無い大会。入門大会の位置付け。
市区町村主催の大会地域のスポーツ振興を目的とした大会。夏に開かれることが多い。参加賞あり。学年別にレースが組まれるものも多く、同学年の選手と競うことができる。
スイミングクラブ主催の大会自身のクラブが主催。練習の成果を試せる。

最初の頃は大会に出るだけで親子揃って緊張していました。

まずは泳ぎ切ることを目標にすると良いですよ

自分の好きな種目を選んで出場し、公式記録を作っていくと良いでしょう。

大会に出ることで次のことが得られます。

得られること

  • アップから本番までの流れを習得
  • レース本番の緊張感を体験
  • 記録が出る楽しさを知る
  • 入賞で賞状やメダルをもらえモチベーションアップ

賞状やメダルが増えていくことが楽しい

大会の朝は自分で起きて準備します。

競泳のおかげで自主的に行動できるよう成長したと感じることが多いです。

ステップアップのための大会(実力向上を目指す)

自分のレベルを上げていくための大会です。

参加標準記録が設定されている大会が多いので、まずは標準記録を切ることを目標にしましょう。

標準記録がなかなか切れずに苦労した

その分、大会に参加できた時の喜びは大きいです。

参加できたら次の大会の標準記録を狙って泳いでいきましょう。

ステップアップのための大会
都道府県水泳連盟主催の大会地域のレベルアップを目的とした大会。レベル別クラス分けあり。
短水路・長水路大会や春季・秋季大会あり。
ブロック大会各ブロック(関東、東海など)で実施。他県の選手も出場するので、普段と異なる選手と戦える。小学生でも出場できる高いもある。
JOCジュニアオリンピックカップ予選会JOCジュニアオリンピックカップの予選を兼ねた大会。春と夏に開催される。JOCの標準記録の突破を目指す。

参加できる大会が増えてくると、大会ごとの特徴や自分の得意不得意が見えてきます。

中級レベルの大会に参加することで、子供もたくさんの刺激を受けることができます。

得られること

  • 得意種目が見えてくる
  • 目標タイムを設定することで、普段の練習の質も上がる
  • 標準タイムを切り参加できる高いが増えると嬉しい
  • レベルの高い選手の泳ぎを肌で感じることができる
  • 都道府県強化選手の記録を突破すると強化選手に選ばれる。

参加選手のレベルが高いので、会場は気合いの入った雰囲気です。

このレベルまで来ると、ベストタイム更新、県外大会への参加標準記録突破、JOC標準記録突破あたりが目標になってきます。

大会により長水路、短水路の大会など距離が異なり泳ぎ方も異なります。

2日間の大会は長いけど色々出られるので楽しい

大会ごとの特徴を踏まえて体調管理をしながら臨んでいきましょう。

上級者向け大会(全国レベルで競う)

所属エリア大会の上位に入ると全国大会出場が見えてきます。

標準記録はレベルが高いですが、全国のハイレベルな選手と競うことができる貴重な大会です。

全国大会に出られて自信がついた

上級者向け大会
全国小学生水泳競技大会都道府県主催の全国規模の大会。標準記録はJOCの標準記録に近く実力のある選手が集まる。
例:東京スイミングセンター優秀選手招待水泳競技大会
とびうお杯全国少年少女水泳競技大会
全国JOCジュニアオリンピックカップ春季・秋季大会JOCジュニアオリンピックカップ。全国から選手が集まる。標準記録は高い。

東京スイミングセンターは東京オリンピック開催会場です。

憧れの選手と同じコースで泳いだ時は体が震えた

全国レベルの大会は空気感が違ったね

一度出場すると、また来年も出たいモチベーションが高まり、練習に力が入ります。

大会の申し込み方法

大会の参加申し込みは所属クラブを通じて行います。

手続き漏れがないように大まかな流れを確認しておきましょう。

STEP
大会情報の確認

都道府県水泳連盟などのホームページで、開催日、場所、参加資格、申込期限などを確認します。

大会が近づくと所属クラブからお知らせがあります。

事前に出場できる大会の予定を確認しておくと良いでしょう。

STEP
申込書の入手

基本的にクラブ単位での申し込みになるので、コーチからもらうこととなります。

申込書を受け取ったら申込締切日を確認しておきましょう。

STEP
申込書の記入

子供の氏名、生年月日、所属、種目、エントリータイムなどを記入する

タイム順に組み分けされるので、エントリータイムは出場時点のベストタイムを記入すると良いでしょう。

STEP
参加費の支払い

参加費は所属クラブへ支払います。

費用は、エントリー種目1種目代×種目数とプログラム代の合計です。

種目数が増えるとエントリー費用が増えます。

STEP
申込書の提出

所属クラブに提出しましょう。

エントリー費用と一緒に所属クラブへ提出します。

申し込み締め切りより、早めに提出すると安心です。

申込手続きは以上です。

大会出場に向けた保護者の役割は何?

大会に向け親ができることはいくつかあります。

特に子供が小学生のうちは自分で決めて計画的に行うことが難しい場合もありますので、サポートしながら一緒に進めていくと良いでしょう。

親がサポートできること

・出場種目・目標タイムを決め、練習計画を立てる

・バランスの取れた食事を心がける

・大会用道具を揃える

順番に紹介していきます。

出場種目・目標タイムを決め、練習計画を立てる

大会に向け、出場種目・目標タイムを決めましょう。

目標を決めたら、コーチと相談し、具体的な練習方法を相談します。

明確な目標を伝えておくと、全体練習メニューの中に取り入れてくれることが増えます。

メニューに取り入れてもらう例

  • 自由形のタイムを狙っているので、フォームの矯正やタイムの出る泳ぎ方を増やしてもらう
  • 長水路大会の直前なので、50mターン無しでスピードが落ちない練習を入れてもらう
  • 大会直前は疲労がたまらないよう、負荷を減らしてもらう

目標を明確にし、クリアしたいと親からも伝えることで、コーチも真剣に考えてくれます。

自分からは言い出しづらいかも・・・

子供の意図を噛み砕いて伝えてあげることで、コーチも理解してくれますよ

コーチの前では本音を言いづらかったり、頑張ってしまったりすると、伝わらないこともあります。

親目線で情報を共有することで感謝されることも多いですよ。

バランスの取れた食事を心がける

タイムを伸ばすために重要なのはバランスの取れた食事です。

実践を通じて感じたことが、次のとおりです。

・ジュニアスイマーは、しっかり量を食べて体を大きくする。

・食べられるようになったら、野菜などを摂り、バランスの良い食事にする。

大会直前は、次のことに気をつけています。

大会直前に気をつけること

  • 炭水化物多めにしてエネルギーを蓄える
  • 油の多いものは避ける
  • 甘いものも避ける

ただし、食べることができない場合には、好きなものを食べてボリュームを取ることが大事。

大会用道具を揃える

大会に向けてあらかじめ道具を揃えておきましょう。

ジュニア選手の場合は体の成長が早いのでいつの間にか水着が着れなくなっているということもしばしば。

いつの間にか着れなくなっているということがないように、サイズには注意しておきましょう

大会に必要な道具

水泳用具内容
大会用水着FINA公認マークのついたレース用水着が必要 レース用水着はタイトなので、濡れた状態では着ることができない レース間の時間が空いている場合、一度脱いでしまうと着ることができないので、複数の水着を用意することとなる。
レース用キャップシリコンキャップを用意する。通常のメッシュキャップに比べ水の抵抗が減るのでタイムが出やすくなる。 爪を引っ掛けると破れてしまうので、かぶり方に練習が必要。 万が一破れた場合の予備があると良い。
ゴーグルレース用ゴーグルは練習用ゴーグルと同じ種類のもので良い。 毎日練習しているとゴーグルに傷が入るので、レース用に1つ用意すると良い。 練習用のゴーグルは大会本番の予備ゴーグルになる。

【体験談】大会に出場すると子供は成長する?

我が家の場合、年中から選手コースに入り数多くの大会に出場してきました。

これまでの大会出場を経験して子供が成長したと感じるポイントを紹介します。

大会出場を経験して成長したと感じること

  • 大会ならではの緊張感を子供ながらに感じることができ、大舞台に強くなる
  • アップ・召集・レースと時間管理が身に付く
  • 年齢の違う選手と交流することで社交性が育つ
  • 目標を持って試合に望み、達成する喜びを知れる
  • レース後半のきつい状態でも諦めない心を身につけられる

大会出場によりこんなことを得ることができます。

表面的なタイムだけでなく、心や姿勢面が大きく成長しました。

スタート台に立ったレース直前はとても緊張する。おかげで、学校の行事などはほとんど緊張しなくなった

大会を重ねるごとに一つずつ目標をクリアしています。

日々の練習や生活の中で目標を持って過ごしているので、練習にも身が入りますし、目標タイムをクリアすることで自信をつけることができました。

大観衆の中で張り詰めた空気の中、自分の足でスタート台に立つという非日常的な経験は、今しかできない貴重な体験だと感じています

まとめ 水泳大会参加は子どもの成長を感じる貴重な機会

この記事では、レベル別大会について詳しく解説してきました。

大会出場を通じて子供はこんなことを得ました

  • 記録が出るごとに出場できる大会が増えていく喜びを感じる
  • 目標達成する喜びを肌で感じることで、競泳の魅力にどんどんハマっていく
  • 記録が伸びているときは楽しい
  • 仲間とリレーに出たり、ライバルと競ったり、新たな仲間ができたりと、輪が広がる
  • 大会を重ねるごと自立していく

ジュニアの頃から、周りの大きな選手と戦うことで、同学年の子に比べて大人びている感じがします。

隣のレーンに高校生がいることもあるけど、勝負は勝負

大会は単なる競技の場ではなく、成長の場でもあります。

競泳を通じて子どもの成長を一緒に感じることができます。

大会に出場してタイムを出すという目標を親子で持つことで一体感も生まれます。

子どもの挑戦を応援しながら共に成長することができますよ。

親子で貴重な大会出場という経験を楽しんでいきましょう♪

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この記事を書いた人

Take Your Marks 管理人のしぶきです。
水泳選手コースの子供を応援する親目線で学んだことを発信していきます。
これから選手コースに入ろうとしている方、選手コースで頑張っている方の親御さんのお役に立てれば幸いです。

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